1958年生まれ。哲学者。早稲田大学人間科学部健康福祉科学科教授。
早稲田大学人間科学部では、生命倫理学・現代人間学・生命の哲学・現代哲学を中心とした教育と研究を行なうことになります。学部には三つの学科がありますが、学生さんから見れば三つの学科のあいだの垣根はとても低く、どの学科に入学した学生でも私の3年・4年ゼミに所属し卒論を書いて卒業することができます(どの学科を受験しようが同じということ)。人間科学部には、哲学思想倫理の専任教員はほぼいないので、例によって、異端児でやっていこうと思います。(→早稲田大学/大学院受験希望者の方へ)
大学院では修士課程・博士後期課程の指導を行ないます。生命倫理学・生命の哲学を研究する院生や、自分自身の哲学を構築したい院生を募集します。文献学的に迫る研究は文学研究科のほうでやっているので、私のところでは、自分自身の頭で哲学を構築する営みをやろうと思っています。
学歴と職歴:高知県土佐高校出身。1977年東京大学理科T類に物理学者を目指して入学するもその後文転して倫理学専修卒業。1988年大学院人文科学研究科単位取得退学(当時は哲学で課程博士を取る人は日本人では稀だった)。1988年4月より文学部助手。同9月より国際日本文化研究センター助手。1991年米国Wesleyan大学客員研究員として10か月滞在、1997年大阪府立大学総合科学部助教授、1998年教授、改組により人間社会学部へさらに現代システム科学部へ(疲れた)。2015年大阪府立大学より博士(人間科学)号。2015年から早稲田大学人間科学部教授、大阪府立大学名誉教授。これまでの異動はすべて公募。振り返ってみれば、高知→東京→京都→大阪→東京と移り住んだことになる。どの都市も濃いね。大阪では心斎橋に住んでたからそれはすごかったけど。
子どもの頃:10代のときは文学、思想、数学、物理、美術に同時にはまっていて、現在、哲学専門職についたが、やはり人間と科学の境界領域、芸術と科学の境界領域には強い関心がある。若いときはいまで言う発達障害(ADHD)だったと思われる。親は普通の公務員で子どもが哲学書とかやばい小説を読んでいても普通にスルーだったのは幸いだった。ただし中3のときに『ツァラトゥストラ』読んでたら父親がチラ見して「こんなの読んでたら気が狂うぞ」とつぶやいたのは良い思い出。体育が圧倒的にダメで、走りはいつも最後尾で大学生になるまで泳げなかった。
趣味:趣味を仕事にしてしまったからなあ・・・。目は無茶悪いが、耳はいいので、一時オーディオに強い関心を寄せたが、いまはバランスの良いシングルコーンのミニオーディオで満足している。大学業界のみなさんの趣味プロ級はよく知っているので、私としてはとくに言うことないです。
特技:意外にも、事務仕事。でも大雑把だよ。 |