では、あなたは、どういう生命学を深めることになるのでしょうか?
それは、あなた自身にしか分かりません。
生命学を深めるとは、生命学者になることではありません。論文を書くことでもありません。
自分をけっして棚上げせずに、考え、表現し、生きていくことが、そのままあなたの生命学になるのです。
森岡の場合は、哲学者として「生命の哲学」を深めながら生きていくことが生命学となります。では、あなたの場合はどうでしょうか? 生命学は、仕事や芸術活動や社会活動の形を取ることもあるのではないかと、私は予想しています。
生命学は、古来より多くの人々が積み重ねてきたことであり、これからもいろんな形で受け継がれていことでしょう。
みなさんも、それぞれの生きる現場で、生命学とは何かを考えてみませんか? |