作成:森岡正博 |
「ささえあい」の人間学
森岡正博編著(赤林朗・斎藤有紀子・佐藤雅彦・土屋貴志)
『「ささえあい」の人間学−私たちすべてが「老人」+「障害者」+「末期患者」となる時代の社会原理の探究』
法藏館 1994年1月 全353頁 本体3495円
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きたるべき高齢社会。「ささえあい」をキーワードに、老人、障害者、末期患者が生きるための社会原理を大胆に掘り下げた実験作。 1988年に京都の研究所に就職して、『脳死の人』を出版してから、それまで東京で生命倫理について一緒にやってきた仲間4人(赤林朗・斎藤有紀子・佐藤雅彦・土屋貴志)と、21世紀の社会のなかでの生命の問題とはなんだろうということを考える研究会をつくった。それで、2ヶ月に1度くらい東京に集まって、自由にいろいろ議論してみた。そして、毎回、みんなが何か自分の考えを文章にまとめて交換しあって、それをもとに議論しようということになった。そんな研究会を3年間ほどやってみたら、次の人が前の人の意見を受け継いで批判したり展開したりする一連の論文集みたいなものができあがってしまった。それをその順番でまとめたのが、これです。はじめたときには、私が30歳で最年長だったから、若かったなあと思う。私としては、恥ずかしい文章もたくさんあります。いろいろ言われてきました、はい。いまとなっては赤面です。初版はえいやっと思い切って2000部。でも、なんと増刷して2006年夏に6刷6100部くらいまでいきます。この堅い内容でよくぞここまで読んでくれたと、ほんとうに感激です。たしかに、社会福祉の哲学をここまでしこしこ議論している本はめずらしいかもしれない。 法藏館 Tel.075-343-0458 Fax.075-371-0458 |
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