作成:森岡正博 |
男は世界を救えるか
井上章一・森岡正博
『男は世界を救えるか』
筑摩書房 1995年7月 全196頁 本体1650円
関西を代表する異才(!?)研究者二人が、知力を尽くして披露した、究極の「知の格闘技」対談。類書は存在しないと断言できるこのギャグの連続を見よ。 美人論研究者、井上章一と行なった「知の格闘技」爆笑対談集。内容は、すごく濃い。序章の「男は世界を救えるか」は、フェミニズムをまじめに受け止めたり、おちょくったりしながら、お互いのトラウマを突っつきあったあやしい対談。発表当初から、フェミニズム陣営より非難ごうごう。まじめなフェミニストからは絶交されてしまいました。「教授会のあいだに読んで、笑い声を押さえるのに必死だった」という有名フェミニストもいるにはいたが。そのほか、売春と臓器移植の同型性をえぐったものや(1990年初出。いまから考えると時代を先取りしていたなあ)、ロリコン、禁煙などもりだくさん。こんな本を書いた者がフェミニズムに理解を示すなんてけしからんという声がいまだに浴びせられております。過去の汚点はきえません。みなさんも気をつけましょう。3500部刷ったが、いまだに在庫あり。マニアックな方々しか買ってくださいませんでした。私自身は、最終章の「禁煙運動における愛と権力」がいちばん好きです。しかし、一部からは熱狂的な支持があります。それも女性読者が多い!?(謎) 筑摩書房 Tel.048-651-0053 Fax.048-666-4648 |
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