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作成:森岡正博
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無痛文明論・韓国語版情報
『無痛文明論』韓国語(ハングル)版が、2005年2月25日に韓国にてモメント社より刊行されました。私は韓国語がまったく読めないので、どういう状況になっているのか分からないのですが、ネットで断片的に収集できた情報を、ここで集めたいと思います。韓国語の読める方、ぜひ情報収集にご協力ください。
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書評など:自動翻訳してます
京郷新聞| ‘人工’の中で人間は家畜になる
ソウルを例に聞いて見よう.人口1千万人が超えるマンモス都市だが別に事故なくよくころがって行く.会社員たちは会社という組職で働きながら安定した生活を維持している.上司とぶつかるとか仲間たちと迷って会社をテリョチル考えもしかし,それでも職場をやめる思いを持つことはできない.家族をクルオガルほどの決まった収入と社会人としての安定を保障してくれるからだ.
主婦はご主人が儲けて来たお金で子たちを教育して家庭をクリョガンダ.ご主人と妻の役目は特別な事がない限り一生持続する.社会で逸脱しない現在の生が皆に適切な快楽と安全と安楽さを保障してくれるからだ.
社会哲人たちはこのような資本主義社会の人間型を‘疏外’という単語で解釈して来た.彼らは個人は組職の歯車になって刹那的快楽を得る代わりに生の根源から遠ざかると言う.著者森岡マサヒロ日本大阪府立大教授は西洋哲人たちの批判哲学伝統を受け継ぎながら現代産業社会を‘無痛文明’という独特の概念に分析する.
無痛文明は言葉その通り‘苦痛がない文明’である.産業文明に縛られて暮す現代人は‘苦痛ない生’を保障受ける.アパート,自動車,電車,電気などの人工的環境は安定と快適さを提供する.人々は自分の計画どおり成り立つ安定した人生を望む.ハッピーエンドのためにちゃんと貯蓄して老後対策をして予定された事を一つずつ行う安定した人生.これが無痛社会の人間型だ.
そうだが‘苦痛ない’無痛文明が決して肯定的な姿ではない.著者が無痛文明論を‘人工環境の中で人間自分を家畜のような状態に追いたてている’は自分家畜化では(自己家畜化論)の延長線で把握していることはこのだからだ.狭い私たちに閉じこめられて光と温度が人工的に調節されて,食べ物は自動供給装置に提供されながら食べて寝ることだけが生活の全部である養鶏場のニワトリのような存在がすぐ無痛文明社会の人間だ.著者に文明は現状維持と快楽を追い求めようとする‘身体の欲望’の産物なだけだ.
無痛文明社会で苦痛は除去されて,消されて,選り分けられる.看護の手長さ要請される年寄りたちを見守らなければならない苦痛を減らすために年寄り療養施設は住んだ中に追い払う.重度障害者が生まれることが予想される時には揚水検事と姙娠中折れ手術として苦痛をあらかじめ予防する.このように‘予防的無痛化’は無痛文明論の重要な概念の一つだ.大テロ戦争,複製人間,人体改造医療技術なども無痛文明と無関係ではない.
問題は無痛文明が人間の幸福とは距離が遠いという事実だ.手懐けられた家畜のように身体の欲望を満たしてくれたりするが,いざ人間には意味あって根本的な変化を持ってくれることができない.著者が‘身体の欲望’の結果である無痛文明と対備されることで‘生命の喜び’を立てることはこのだからだ.
著者は無痛文明社会人資本主義文明の解体を主張しない.代わりに個人の内部にある‘身体の欲望’の解体を勧める.無痛文明の既得権に未練がましくないでねと言う.王子として安楽な生を享受したシッダルタが王宮を脱出したことのように無痛文明から脱出しなさいと強調する.
この本は産業文明の核心を分析して代案を模索する文明批判書と同時に社会哲学書だ.日本の代表的な思想家中の一人である著者は現代社会を独特の視覚で解釈して新しい生命哲学を立てる.無痛文明の中で歪曲されて行く愛と性,教育,自然,死など生の主題たちが幅広く論議される.イチァングイック・ゾソングユン移し. 1万8千ウォン
ハンギョレ|快楽の牛小屋で家畜のように暮す人類
確かに現代文明が正常な自然の攝理を破っているし,それで結局人類を破滅に駆って行くという憂慮を催す隅がある.日本の哲人森岡マサヒロは現代文明の特徴は‘苦痛を無くす点’や,こんな特性が人間を台無しにするはずだと思う載せる.彼が使った<無痛文明>は現代文明は‘苦痛ない文明’すなわち‘無痛文明’や,この無痛文明が人間を破局で駆って行くと警告する本だ.
森岡は現代文明が‘身体の欲望’に充実に従ってこの欲望をけしかけていると指摘する.苦痛を避けて快楽を捜して,こんなに得た快楽と既得権をずっと維持しようと目針さえ見えれば拡大増殖する特性があるというのだ.その理由は安楽さと快楽を追い求める‘身体の欲望’のためだが,この身体の欲望が人間に内在した‘生命の喜び’をとり除くようになるそうだ. ‘生命の喜び’は不可欠な苦痛を人間が自ら変えて行く時生ずる嬉しさを言う.
森岡はこのように苦痛を無くすところだけ努力して来た結果現在人類は婚姻用品状態に陷って重患者室に横たわっている人の姿と似ているようになったと診断する.重患者室に横たわった患者の特徴はまるで家畜のように暮す点だ.光と温度が人工的に調節される狭い私たちに閉じこめられて暮す家畜のように人間も人工化された都市の中で自然と落ちて生きて行っているし,自らえさを捜さない家畜のようにお金さえあれば自動供給される食品で生きて行っている.また繁殖が管理される家畜のように人間も自ら人工受精や不姙手術を通じて生殖に介入しているし優生学で品種を改良しようとする点も家畜とそっくりな部分だ.すなわち人間は自らを‘自分家畜化’とあり,その結果癖毛が増えてツガンパンピョの数が変わるなど野生動物にはなくて家畜にだけ起きる現象がもう人間にも起っていると指摘する.
森岡は正しくこれ‘自分家畜化’はその次の段階の‘無痛文明’につながるしかないと申し立てる.身体の欲望が生命の嬉しさを奪う構造がシステムに整備されていて,快楽と刺激,快適さを作り出す装置が網のように整備された文明がすぐ無通文名だ.この無痛文明内部で自分を崩壊させるかも知れない本当の苦痛は除去されるとか内面化されて,結局人間は身体の欲望の落とし穴に抜けて生命力を失って行くようになると著者は憂慮している.
問題はこの無痛文明が存在する苦痛を無くすことだけではなくこれから近付く苦痛も予め抹消して予防してしまってここに対立して戦う人々の攻撃を自ら治癒する防御システムを取り揃えている点だ.そうだからこの力強い無痛文明を乗り越え方はこれを破壊するのではなく内部で木ねじ解くよう一つ一つ解体するしかないと著者は力説する.ひとりひとり一つ一つが身体の欲望を解体することが解決方案と言うのだ.
-旧本与えた記者(2005-02-26)
― ソース:http://www.libro.co.kr/books/book_detail.asp?libro_code=104000&goods_id=0100005886354 (42位!?)
Yahoo!Korea:愛は条件なしにすると
男児選好思想が今私たちに残したことは何なのか.性比の不均衡正しくそれだ.障害を認めない私たちのきびしい文化が姙娠中折れをけしかける.こんなものなどが私たちの子供達をもっと荒しくする.多くの人々が鬱病にかかることはあまりにも当然だ.そのように選択受けて生まれて自分よりできなかった友達をタドルリョがであり結局成功(?)と巻く私たち人生の終着店は果してどこなのか?多くの人を敵視して自信をあるようにしてくれたブモエゲさえ刃先を狙う.因果応報だ.この本を読んでさまざまを感じる.そんな意味からこの本で感じる悟る事は非常に大きい.
金永好/ 2005.03.12.― ソース:http://kr.shopping.yahoo.com/books/038/003/001/2705145.html
[Jeminilbo:出版]現代文明が到逹する悪夢に対する自覚と自省
思想家森岡マシヒでが使ってイチァングイック・ゾソングユン教授(済州大)が移した「無痛文明」(無痛文明)は現代文明が到逹する悪夢に対する自覚と自省を扱った散文だ.
著者は快楽を求めて苦痛を避ける現代文明,ひいては未来文明が作り上げることを‘婚姻用品状態に陷って重患者室に横たわっている存在’で描いている.
彼は人工的な環境と食品の自動供給,人工受精や体外受精など生殖に介入して,品種改良や身体変形,甚だしくは死までも自分の決定権の流れに置くなど人間が自ら家畜化をもたらしていると申し立てる.
無痛文明論は現代資本主義文明の代案で資本主義文明の崩壊ではない,人間内面的な欲望の解体と人類文明の自繩自縛を解かなければならないという点でマルクス主義とは距離がある.
著者は苦痛ない文明と言う(のは)何なのか,無痛文明での愛の条件,無痛激流,暗黒の中での自分解体など8枚で構成された本で既得権と自分がぶら下げられている,例えば権威みたいなことで手をはなして死ぬ瞬間“この点を守って来たから人生を後悔しない”と心深い所で認めることができる自分の中心軸によって肉のを主張する.
また人間は絶対孤独するという事実で目を離さないことと条件ない愛に対する無痛文明の目隠し装置である快楽の道具にぶら下げられないことを勧める.モメント・1万8000ウォン.
― ソース:http://www.cheminilbo.co.kr/culture/content.asp?idx=99065
*他にもたくさんあるようなのですが、韓国語が読めないため探索不可能。
さらに裏を拡大
なんと書いてあるのか・・・・。
ピピさんの判読
表紙ですが、タイトルは「苦痛なき文明」
その下の下の小さな文字の説明文は、冒頭の単語が誤植ですね。
帯の部分を訳すと、
「条件のない愛が可能か
現代文明の悲しい叙事(詩)」
「苦痛を排除して(苦痛に)顔を背ける無痛文明は、『無条件の愛』と『根源的安心感』を体系的に排して愛の確信を抹殺する」
ほとんど直訳ですね(^^;) 「根源的安心感」の意味がわかりません。(森岡:「根源的安心感」は本書中に出てきます。初出は「生命学に何ができるか」)
右端の一単語は「モーメント」。これは出版社名?? (森岡:出版社名のようです)
裏帯ですが、下のほうの少し大きな文字だけ訳します。
「快楽を求めて苦痛を忌避する現代文明がついに到達する悪夢、無痛文明」
裏表紙の赤い文字は、
「現代文明が大量に生み出すものは文明の洪水にもまれ重病患者のように横たわっている人間の姿ではないか」
というぐらいの意味です。