本ページは「生命学HP」1999年10月12日付のスナップショットです
「引き裂かれた生命」完結後、『仏教』誌に短期集中連載として開始されたものです。これが、『宗教なき時代を生きるために』に続く、生命学第2巻になることまちがいなし。現代の文明の本質を「無痛文明」としてとらえ、そのなかで「死にながら生きる」われわれが、いかにしてそこから脱出できるのかを全力で考えるつもりです。雑誌発表後、時間をおいて順次ここで公開します。引用するときには、オリジナルの雑誌に当たって、ページ数を確認してください。
リード文は、雑誌連載時に編集者がつけた文章です。
無痛文明における愛の困難 無痛文明論(2)[99/2/21] 障害の可能性のある胎児を中絶するより前に、受精卵を廃棄するというやり方−−無痛文明は私たちの欲望を満足させたまま、将来の苦しみやつらさを消去しようとする。そこに出現する恐るべき社会の病理とは。
無痛文明における自縄自縛の構造 無痛文明論(3)[99/6/22] 人間は本来あるべき場所から追放されてしまった、だから失った場所を取り戻さなければ、という従来の「疎外論」では、無痛文明からのさまざまな攻撃を克服することはできない。私たちを縛っているものの核心と真相。
(4)は7月初旬に刊行。HP掲載は、秋冬か!?