私の書いた文章を、kinokopress.comから『森岡正博全集』として刊行してゆくことになりました。以前より、自分の全集はネット上で出すぞ!と言っていたんですが、意外に早くそれが実現してしまいました。いままで書いたもの、これから書くもののすべてを、順次、全文掲載してゆきます。
で、いろんな実験を試みてみたいと思っています。とりあえず、私の書いたものは、次のような形で公開されることになります。
(1)閲覧も印刷も無料
いままで書いてきたエッセイや論文は、生命学ホームページにてHTMLで公開し、森岡全集では閲覧用PDFと印刷用PDFを無料公開します。これから書く論文も、ほとんどがこの形で公開されます。(『中編作品集』などがその例です)
書籍についても、対談集などはこの形式になると思います。
(2)閲覧は無料、印刷は有料
単行本の場合、閲覧用PDFは無料でご覧になれますが、印刷用にレイアウトされたPDFは、有料でお届けすることになります。お値段は、800円くらいになります。PDFファイルは、プリンタで印刷すると、本と同じようにして読むことができます。ページ数が付いているので、引用も簡単です。価値ある電子データには代金を支払うという「文化」を形作っていきたいと私は考えています。そうすることによって、書き手をエンカレッジすることができるからです。これは、一種の「運動」なのかもしれません。賛同してくださる方が増えてくるとうれしいです。(『引き裂かれた生命』などがその例です)
(3)閲覧は不可、印刷は有料
kinokoporess.comでは、私の新刊本も電子出版してゆきます。ここで独占出版する新刊本については、そのサンプルのみを無料で公開し、本文は有料でお届けすることになります。未発表のもの、プライベート色の強いものや、R指定のもの(笑)などが、対象となるでしょう。書きためてきた『日記』『ノート』なども、このカテゴリーになるかな。徐々に公開していきます。お楽しみに。(『書評という快楽』などがその例です)
というわけで、これから少しずつ充実していきたいと思っていますので、よろしくご贔屓のほどを。
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