本ページは「生命学HP」1999年10月12日付のスナップショットです
9月24日
えーん、とつぜん超いそがしくなったよ。前回の更新から、今日までぜんぜん更新できなかった。そのわけは、9月半ばまで「無痛文明論」(5)を集中して書いていて、それが終わったら、今度は大学の仕事が一気におそってきて、いま大学の仕事を毎日毎日夜遅くまでこなしているだけの日々なのです。ほんとうに、しにそうに仕事がある。これでは、とうぶんは自分の研究なんてまったくできないよ。10月1日から新学期がはじまるから、そのための準備もしなければならない。まったく時間なし。大学も教授なんて役職に就いちゃうと、こうなんだよね。大学の運営にタッチしないといけないから、もう、研究+教育に割ける時間が、信じられないくらい少なくなっていく。研究したいよー。大学教員の叫びをだれか受け取ってくれい!
というわけで、「無痛文明論」(5)が完成した。今回のテーマは「欲望」です。とうとうきましたね、このテーマ。これだけは避けては通れない。「身体の欲望」から「生命の欲望」を分離しました。さて、その結果、どういうことになったのでしょうか。それは読んでのお楽しみ。それと、今回は、がらっと文体を変えたよ。(4)みたいな、引いては押し寄せるしつこい波みたいな文体は姿を消し、そのかわりに、けっこうストレートな文体にしてみた。(4)とかが好きな人が読んだら、がっかりするかもね。こっちの文体のほうがいいというひともいるかもしれない。さて、どんなもんでしょうか。(5)は、むしろ、(1)を引き継ぐ章だな。うん。これを書いてから、次の(6)の展望が見え始めてきた。雑誌連載は次の(6)で終わりなんだが、もちろん話全体はぜんぜん終わらない。最後の章は、本にするときにはじめて付加します。雑誌連載が終わったら、本にする段階で、このHPで、章ごとにみなさんとやりとりして、書き直していきたいと思っています。
懸案の生命論の本(勁草書房)の原稿は、半分くらい夏はじめに書き終わったままで、完全にストップ状態。いったいいつになったら、書き始められるのだろう。大学の仕事が一段落しないと書けない。それは、ずっと先になりそうだよ。